ふり向けば加藤さん

わたモテ感想&考察

【感想】喪143:モテないし3人で勉強する

順当に友モテ回でしたけど、これはこれでまた何かほろ苦い感じですね。

ゆうちゃんの甘さで中和されてるものの。

思う所は色々ありますが、今回はゆうちゃんと小宮山さんメインで語ります。

 


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特別編7で見たような質問。

あの時はゆうちゃん主催だが、今回はもこっちからの提案(喪100)だったはず。

それにもかかわらず、もこっちのテンションが低めに感じるのはモノローグが無いからか。

前回、前々回は、前半できーちゃんの内心をチラ見せし、後半で一旦隠すという構成で読者の注意をきーちゃんに引きつけた。

もこっちの内心を描写しないのが意図的だとするなら、それは読者をやきもきさせてゆうちゃんに感情移入させるため?

 


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ゆうちゃんはちょいちょいこういう物言いをするが、単にあらゆる事実を無条件に好意解釈してるだけで、悪気は全く無いと思う。

しかし、「優しい」という評価を下したからには何らかの根拠があると考えるのが通常人であり、文意を補充する過程で悪意が混入してしまう。

小宮山さんもその辺りの事情をわかってはいるのだろうが、いかんせんあまりにも思考枠組が違い過ぎる。

なにせゆうちゃんは「武器商人になりたい」という発言を、具体的な将来設計があって凄いと捉えるレベルの悪食である。

ゆり渾身のマウントラッシュですら、彼女の前では「もこっちのこと本当に好きなんだ」でしかない。

たぶん何食べさせても美味しいって言うし、頭の中には広大な無が広がってる。

しかし、そんな悪意すらも飲み込むゆうちゃんでなければ中学時代のもこっちの親友は務まらなかったであろうことを忘れてはいけない。

 


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結構な爆弾発言だが、二人共微動だにせずスルー。

ゆうちゃんは真っ当な受験指導を受けてないだけでなく、周囲に進学を希望する友人もいないのだろうか。

せめて二人からは何かアドバイスでもしてあげたらいいのに。

と思ったが、この時点ではゆうちゃんが受験勉強を頑張るという話は出ていない。

「(私には直接関係ないけど、もこっち達は)全教科勉強しなくてもいいの?」と解釈したのかも知れない。

およそ受験生から出てくる発言じゃないし。

いずれにせよ、こんな絶望的な話は無い。

 


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いつもより眉尻が下がって顔が幼く見える。

誕生日の朝に父親を見送りながら「どうせ今日も帰って来れないんでしょ…」ってぼやいてる娘の顔。

小宮山さんは他人(智貴含む)に対してほとんど期待とか要求をすることがないけど、ロッテに対してだけは結構エゴを押しつけてる節があるな。

 

 


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「どうだった?」と聞かれて「よかったよ」で終わる会話。

大学見学はもこっちにとって進路のイメージがある程度固まる重要イベントだったはずだが、そういった経緯には一切触れず。

もっとも、ここで青学の良さを滔々と語り「ゆうちゃんもおいでよ」とか言った日には、より一層残酷な絵面になることは明らかなので、この対応は正しい。

確かに正しいし、他にどうしようもなかったが…。

 


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他人に対する関心が薄過ぎる!

ネモも加藤さんもかなり目立つ部類と思うけど?

それでこんだけの印象しかないって、どういうこと??

ていうか声優目指してることを覚えてるってことは、自己紹介だけは真面目に聞いてたのか。

ファッションセンスもそうだが、「他人は他人」みたいな割り切り方が女子高生のそれではない。

もこっちとは違う意味で強烈な個を形成してる。

「うぇーい」に対する反応とか喪141の沈黙とか見るに、伊藤さんも似たような内向性持ってそう。

二人きりで被り物着けてネズミーを回ってたのは伊達じゃない。

 


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最近割と真面目に将来のことを考えてたもこっちから、久々に世の中をナメた発言が出た。

こういう素の部分が出るってことは、もこっちはテンションが低いわけでなく、単にリラックスしてただけだった?

まだ現実逃避する程には頑張ってない気もするが、もこっちなりに嫌な勉強と向き合おうとしてきた疲れが出たのかも。

しかし、昼飯食った形跡がないから1時ぐらいから開始したとして、ろくすっぽ勉強してないな。

 



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誇張を真に受けて「!」を出すゆうちゃん。

ゆうちゃんの脳内では、もこっちと小宮山さんは仲がいいことになってるが、もこっちは自分に対してはセクハラをするものの、小宮山さんに対しては一切しない。

同じ仲良しでも自分は特殊な立ち位置にあると認識しててもおかしくはない。

仮にそうだとしたら、これを聞いてゆうちゃんは足元がぐらつくような心地がしたことだろう。

「友達なの?」に対してもこっちは明確に答えなかったが、ここで「友達じゃない」と答えてたらゆうちゃんの天地はひっくり返ったかも知れない。

「じゃあ、私は?」ってなるわけで。

仮定が多過ぎてちょっとわけがわからない。

とにかく、何でも受け入れるゆうちゃんではあるが、もこっちに対する疎外感はこれまでもちょくちょく抱くことはあったので、心中穏やかでなかったおそれがある、ということが言いたかった。

この後の展開的に。

 


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ゆうちゃんは目標と現状との距離感をある程度理解していると思う。

そうでなければ小宮山さんと伊藤さんの勉強会に参加したいとは言わない。

彼女達の勉強会は、黙々と勉強するガチ寄りのタイプであり、ファミレスでワイワイしたり家でみんゴルやりながらする勉強会とはわけが違う。

一人で勉強することに比べれば全く楽しくないわけではないだろうが、少なくとも遊びではない。

そんなものに進んで参加したがる姿勢に、ゆうちゃんの「変わりたい」という意志を感じた。

そして、それはロッテ満塁チャンス時の小宮山さんと真逆の態度でもある。

人は良い結果が望めない時に「期待するだけ無駄」という予防線を張ってショックに備えるが、それは一種の甘えとも言える。

ゆうちゃんは「もこっちは自分と違って頭がいい」という線を自ら取り去った。

それ程までに、何もしないままもこっちと離れ離れになることが耐えられなかったのだ。

ことある毎に「頭が悪い」ことに自己言及していたゆうちゃんが、この決意をするのにどれだけの勇気が要っただろうか。

だから、私も「どうせ無理やろ」とは思わない。

リアルな話、ゆうちゃんは環境があまりにも悪過ぎるだけで、今から駅前のトーシンとか大手予備校に通えばまだ十分間に合うし。

(追記:改めて見ると逆光と影のコントラストがかなり利いてる。こんだけ影が差してもいつもと同じように笑うのがゆうちゃんの凄さ。絵画的ですらある。テーマが凝縮された1コマ。)

 


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この小宮山さんの返答は前後が微妙に繋がってない。

自分ともこっちが同じ大学に行く保障がないこと、ゆうちゃんにとって最優先はもこっちであることを踏まえての返答だろうか。

小宮山さんは青山と森永を視野に入れてないのかも。

「3人でやったほうが」と言わない辺り、ゆうちゃんの決意が正しく伝わってるような気がする。

ゆうちゃんが望んでいるのは、今回のような「イベント」ではなく、日常の「努力の積み重ね」だということが。

 

「もこっちの友達」に遠慮してるのは、喪124でのゆりの態度と、カレンダーの「大学見学 田村さん」を見た影響かな?

あと、左のコマで小宮山さんの冗談に「そういうつもりじゃ…」と困ってるので、やはり今までの引っかかる発言も「そういうつもりじゃ」なかったことがわかる。

そして、注目すべきは「生おっぱい」の左のコマと比べて星がめっちゃ増えてること。

当然ながら、空が明るければ星は見えにくい。

より深い輝きを見るためには闇も濃くする必要がある。

現実(闇)に染まる決意をしたことで、ゆうちゃんは新たな希望(星)を見出した。

それは到底届きそうもない遠い位置にあるが、最初から諦める者には決して見えない光である。

今のゆうちゃんにはその光がくっきり鮮やかに見えているということを今一度確認して欲しい。

 


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ともすればゆうちゃんの発言は、無謀かつ馬鹿げたものに聞こえるかも知れない。

しかし、小宮山さんは一切否定も驚愕もしなかった。

それどころか、この顔を見てご覧なさい。

応援してる、見守ってる、信じてる、そういう顔でしょ明らかに。

ロッテの満塁チャンスより険しい道程であるにもかかわらず。

こういうことをしてくるから小宮山さんは油断ならない。

ここ最近下がりっぱなしだった評価が1コマで逆転してしまった。

 


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「家族」で興奮したり従姉妹が「合法的に近づける」ことを問題視していたことからすると、小宮山さんの智貴に対する想いは、恋愛感情とか性的接触とは無関係に、とにかく近づきたいという要素が強いようだ。

これは果たして「好意」に分類していい感情なのだろうか?

これからはゆうちゃんも加わるのだから、伊藤さんも見てばっかいないでたまには注意してあげて欲しい。(了)